きん サク

‘金錯銘鉄剣’

…1968年に鏡や武具 馬具などとともに出土

長さ73.5センチの表面から

78年 エックス線撮影で計115の金の文字が確認され

古代ヤマト王権の「ワカタケル大王(雄略天皇)」の名などが解読された。その結果、熊本・江田船山古墳で明治初期に出土した鉄剣(5世紀後半)の銘文も「分官がワカタケル大王に仕えた」と読むことができるようになり、ヤマト王権の支配が東国から九州まで及んでいたことがあきらかになった…

 

(レーダー探査の可能性を探る/稲荷山古墳 行田/朝日新聞 1.23付)

 

昨年11月 全長120mの古墳の後円部(直径62m)の中央付近をレーダーで探査

地下約2.5mに 長さ4m 幅3m 厚さ最大1m前後のレンズ状の影

(「鉄剣の持ち主=古墳のあるじ」という見方も)

 

重要な点は「墳丘を縦に貫く中軸線上で見つかった」こと

これまで後円部では「金錯銘鉄剣が出土した礫槨」と「粘土槨の2基の埋葬施設」が見つかっていたが

いずれも中央からずれた位置に築かれていた…「中央に主体部がない」のか と研究者は首をかしげていたが

 

「埋葬施設なら 疑念は氷解する」

礫槨や粘土槨に先んじて「最初に作られた墓の可能性が高い」

 

稲荷山では、墳丘の裾から出土した須恵器と呼ばれる土器の型式が、礫槨で見つかった馬具などの時期より20〜30年程度古いとの指摘もあった。

 

古墳周囲の堀から「緑泥片岩」の破片が出土

その岩で造られた「箱式石棺」では との推論もあった

岩の破片は「古墳近くで棺の最終加工を行った時に出たものでは」

レーダーに映った影は厚みが最大1mほどのレンズ状…主体部は礫槨の可能性もある

「現状では主体部かどうかも含め、わからないとしか言えない」

 

地中レーダー(GPR)探査は地中にレーダー波を送り、物体から反射された電波を受信アンテナで受けて、信号から地中を可視化する。1980年代以降、日本でも盛んに行われるようになった。

 

「掘らずに立体構造を把握」

 

レーダー探査は稲荷山で過去にも行われた

高密度なデータが必要とされる3次元画像が提示されたのは初めてだが

何回も掘り返されているためか 明らかに「埋葬施設」とわかる画像は得られず

「埋葬施設かどうか確かめるには発掘するしかなさそうだ」

 

国史跡について 文化庁は保存して後世に伝えることを重視しているため

遺構の破壊につながりかねない発掘は よほどの理由がないかぎり許可されない可能性が高い

編集委員/宮代栄一 川崎卓哉)

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「よほどの理由」だそうですが

何を「後世に伝えること」が「重視」されなければならないのか

 

の「理由」づけが    あれな「国」

 

また 「地球上」の どこかでは 変な「理由」による「破壊」行為が

 

ゆるされてきて

ゆるしてきて

しまった

 

という 部分的表面