明治のはじめに「貯口」製造 販売

明治のはじめ(1877年)に 日本でチョコレートが食べられるようになった

東京両国でチョコレートが製造・販売されたのが最初とされる

当時は貯口齢糖 千代古齢糖 猪口冷糖などの名前

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歴史上 最初にチョコレートを食べた日本人は伊達政宗の慶長遣欧使節として1613年に慶長遣欧使節船サンファン・バウティスタ号でメキシコ スペインを経由して ローマ法王に謁見した支倉六右衛門常長ではないかといわれる

当時スペイン領だったメキシコでは チョコレートが賓客に供されたため 常長はチョコレートを味わった可能性が高いということだろう(慶長遣欧使節船協会編 1993)

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筆者(木村修一)はメキシコのユカタン半島に残されたマヤ古典期最大の都市遺跡チチェン・イッツァの遺跡を訪ねたとき 案内人から「このあたりはチョコレートの付いた壷がみつかった場所ですよ」と説明を聴いた

その近くにある神殿を祭るピラミッドには2度登ったことがあるが 数年前に行ったときは禁止されていた…転げ落ちて亡くなった人がいたとのこと

P75『チョコレートの科学』

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