「内部で発達するようになったものに由来」

 

 

 以前「イチョウの観察手順」というあたりを気にしておりました

・・ので そちらのほうに     方法とか なんだか あれですか

 

 

…いまもなお生命の神秘の実相をかいま覗かせてくれるシンボルのよう…

67 『今なぜイチョウ

  採集して 種皮(珠皮)を除き 頂部から1センチ(弱)程度の部分を

「大型カッター」で「切断」し 「観察」に用いない「下の部分」は「捨てます」 

さらに 「ピンセット」で「胚乳部分」やその中の「造卵器」を除き 

「花粉管室を中心に5~8mm×5mmくらいの長方形」に「両刃の安全カミソリ」で

「表面に浅い(1mmくらい)切れ目を入れ」「切片」を切りとる 70

 

「薄膜片」は ピンセットで「静かに剥がし」て「赤色の突起の方を下側」にして

「スライドガラス」の上にのせ その上に「10%蔗糖(スクロース)液を滴下」し

「カバーガラス」をかけ「柔らかく」「針先」で押さえる

このとき、切片がカバーガラスを持ち上げてしまうような強い弾力性をもっているときは、精子はまだ成熟期には達していない徴候ですが、強く押さえるか、二本のピンセットでV形切片の両方をつまんで平らに延ばし、蔗糖液とカバーガラスをかけて下さい。

切片中央の紅色部の周りに顕微鏡の焦点を合わせる(400~600倍)

組織はいずれも同じように透明にみえ 精子だけがコントラストがあるわけではない

注意深く観察する必要がある 72

 

 

さっきの 「今しがた」 通りすぎたのは・・

 

su35296さん2016/5/2518:03:07 

 

「いまなぜイチョウ(現代書林)」に書いてある内容を要約すると... 4~5月に雄株から放出された花粉が雌株の胚珠に到達し、胚珠から分泌された粘液性の受粉滴によって珠心上部の花粉室に取り込まれる。そこで8月中旬ごろまで約3か月半かけて花粉が成長しそれから9月の受精時期までに2個の精子を作るということだそうで....。 ...つまり雄株で精子を作る花粉が作られて実際に精子が出来るタイミングは雌株の中っつうことのようでっせ。 で、オレは観察したことないしあくまで本を引用しただけだからあまり根掘り葉掘り聞かれてもこれ以上は分からん。 …(略)…

nipponomeconemaさん 2016/5/2519:15:08 

 

 

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「備忘」用 メモ

 


 

 

「モデル植物シロイヌナズナを用いて遺伝子操作」

そのページより

 

生きたまま生殖細胞を観察する方法を工夫し重複受精のしくみを解明

名古屋大学/東山哲也

 …コケやシダ、裸子植物までは精子は水中を遊泳し、鞭毛の遺伝子が存在しますが、被子植物ではそれがなくなります。花粉管が素早く伸び、精細胞を卵細胞に送るという陸上に適応した受精に変わるのです。

このとき卵細胞の隣にある助細胞が誘引物質を出します。花粉管が取り込んだ2個の精細胞のうち、1つが卵細胞、もう1つは中央細胞と融合して、前者は胚、後者は胚乳になります(重複受精)。

胚が常に胚乳という栄養分と共にあり、荒れ地でも発芽できることが被子植物の繁栄を支えました。…

 

…花粉管は、一個の花粉管細胞が細胞の一部を長く伸ばして作る構造…花粉管細胞の中には、エンドサイトーシスによって生じた膜に包まれた二つの精細胞があり

花粉管が高速で伸びるのと一緒に先端へと運ばれていく

このとき、雌しべの中で花粉管の伸びる方向を制御して、胚珠へと誘導するしくみを知ろうと古くからさまざまな誘引物質の探索が試みられてきたが、その実体は明らかにならなかった。 …

 

モデル植物シロイヌナズナを用いて遺伝子操作

生きたままでの重複受精の観察に挑戦

①花粉管の中にある小さな精細胞など、受精に関わる雌雄の各細胞が光るシロイヌナズナづくり

②高効率な体外受精法の確立

③厚く覆われた胚珠内を撮影可能にするレーザー顕微鏡システムを整えた

 

…こうして、重複受精の瞬間を映像で捉えることに成功し、二つの精細胞がごく短時間で卵細胞と中央細胞のすき間に放出され、受精相手に到達する様子が観察できた。

二つの精細胞はおよそ7分ほどその場で留まった後、一方は卵細胞と、もう一方は中央細胞と受精する。

受精の順番はきまっていないが、卵細胞と中央細胞の受精には約2分半の間隔がある。

興味深いことに、卵細胞の受精に時間がかかったときには中央細胞の受精にも時間がかかるというように、二つの受精の時間には相関がある。

二光子レーザー顕微鏡を用いて胚珠の奥深くをさらに詳しく観察すると、細胞のすき間に留まるあいだ、精細胞はただ細胞間隙に浮いているのではなく、卵細胞・中央細胞の両方と接した状態にあるように見えた。

重複受精に欠かせない細胞間コミュニケーションがあるのだろう。 

 

二つの精細胞が確実に異なる相手と受精できる理由については、これまで二つのモデルが唱えられてきた。

一つは、精細胞の受精相手はあらかじめ決まってはいないが、多精拒否機構でもう一つの精細胞は未受精の細胞と受精するという考え、

もう一つは、精細胞の受精相手はあらかじめ決まっているという考えである。

前者については、精細胞の数が増えるシロイヌナズナ変異体を用いると中央細胞だけで多精が起こるという報告があるので、卵細胞が先に受精し、残りの精細胞が中央細胞と受精する可能性が考えられた。

ところが、両者の受精の間隔は予想よりはるかに短く、中央細胞が先に受精する場合もあった。

おそらく卵細胞と中央細胞の両方で素早く多精のブロックがはたらき、しかもそれが局所的に起こるために精細胞の数が増えたときには巨大な中央細胞が多精しやすくなるのだろうと考えている。

後者のモデルについては、ナデシコ亜綱のルリマツリの仲間(Plumbago zeylanica)で有名な報告がある。この植物は、花粉管内で並ぶ二つの精細胞のうち後ろ側のものだけが色素体を持つので精細胞を区別できるのだが、後ろ側の精細胞の9割以上が卵細胞と受精したのである。 ………

www.brh.co.jp/seimeishi/journal/071/research_2.html 

 

 

 

エキソサイトーシスとエンドサイトーシスの模式図 

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(endocytosis)…エンドサイトーシスにより細胞内に輸送される。エキソサイトーシスとは反対の現象であり、これとは逆に細胞膜の一部から小胞を形成する。エンドサイトーシスは、取り込む物質の種類やその機構の違いから、食作用(しょくさよう、phagocytosis)と、飲作用(いんさよう、pinocytosis)とに大別される。 … wikipedia

 

 

「細胞が細胞外の物質を取り込む過程」(の1つ)

「細胞に必要な物質のあるものは極性を持ちかつ大きな分子である」ため

「疎水性の物質から成る細胞膜を通り抜ける事ができない」から

どのようにかして 「細胞内に輸送」される    

 

…一部の病原細菌には「莢膜や粘液層と呼ばれる、多糖類やペプチドなどの分泌物からなる層で自分自身を包み込んだものが存在」し「食細胞による貪食を回避」…

 …ウイルスなどの偏性細胞内寄生体や 宿主細胞内に寄生する一部の細菌(細胞内寄生体:赤痢菌、サルモネラ結核菌など)は「その増殖の場となる細胞内部に侵入する際に、エンドサイトーシスを利用」…

… ウイルスにおいては…エンベロープを持たないウイルスが細胞に侵入する機構として、一般にエンドサイトーシスを利用することが多い…

エンベロープを持つウイルスでも…エンドサイトーシスによる細胞内侵入…

細菌においては…一部の細菌はエンドソーム膜を溶かして細胞質に逃れたり、エンドソームの性質を変化させてリソソームとの結合を阻害したり、リソソーム中の活性酸素に抵抗性を示すなど、さまざまな手法で殺菌から逃れ、細胞内に感染…

「これらの細胞内寄生性細菌には、むしろ積極的にエンドサイトーシスを引き起こすことで、マクロファージや上皮細胞などに取り込まれようとする機構を有するものも」…

Wiki

 

 

エキソサイトーシスの機構 

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「細胞外への分泌形態」(の一つで 開口分泌とも言う)  エキソサイトーシス(Exocytosis)

細胞内で合成された物質(蛋白質など)は分泌顆粒内に貯留され

開口分泌によって分泌される

(機構) 分泌顆粒は細胞内線維群の働きによって細胞質内を移動 細胞膜へと接近 

そして分泌顆粒膜外層が細胞膜内層と、分泌顆粒膜内層が細胞膜外層と融合する。

これにより分泌顆粒内腔が細胞外界と連絡し、顆粒内容物は細胞外へと遊出する。

細胞膜と融合した顆粒膜は、そのまま新たな細胞膜となるか、細胞内へ再び戻る。 

…… wiki

 

 

あー なんか…………     ………… で

 

………… イラナイ キノウ テキ   トカ   アレ