「骨格」の種類
- 閉合トラバース:出発点から始まり最後に出発点に戻る 多角形を構成するトラバースで「一般的によく用いられる」
- 結合トラバース:既知点間を結ぶトラバース「既知点の関係位置が測量結果を点検するための条件となる」
- 開トラバース:始点と終点の間に何も関係もないトラバース「測量結果を点検するための条件がない」
- トラバース網:2個以上のトラバースを組み合わせたもの
一般向けの『絵とき測量』P54、5には 「骨組測量とは」という見出し(項目)の 小見出しに
「恐竜の大きさも骨格から」というキャッチ的なたとえを使用しています し
その見開き「重要ポイント…トラバース測量の特徴(まず骨格を造り 細部測量に入るため図形のねじれやくい違いが少ない など」欄の イラストの(人物)フキダシには「考古学でも大切なところ!」と
「閉合比」の許容範囲
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もし距離の総和と角度の測定に誤差がなければ
緯距の総和 (ΣL=0) 経距の総和 (ΣD=0)となり (図:L1~L5)
トラバースは原点において閉じることになる
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距離 角度の測定を正確に行ったとしても 誤差は生じるものであり
=0とは ならない…原点で閉じずに開きができる
『絵とき測量』P68、9
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三角点・水準点など基準点は
「明治以来100年あまりの間に設置されてきた国家の資産」
近年 国土地理院が測量作業をした三角点の傍らには
「すべての測量の基準です、大切にしましょう三角点」という杭も建っている 68、9
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壊されたり 動かされたり…「めったにないはずのことが頻繁に起こり」
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「自動車交通の激増に伴い」自動車にぶつけられたり
道路の改良 舗路工事の障害となる例が激増
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土地開発に伴う 都市近郊の三角点の故障も多い
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山頂の岩石の崩壊 表土の流失などによる標石の大部分が地上に露出したり
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(甚だしい場合)横倒し や 折れて転がる など 67
『山の高さ』
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